ドル円がとうとう130円を超える勢いになってきて円安が大きな話題になっていますが、この円安の本当の意味と怖さを理解している人が少ないことに危機感を感じます。
この円安が私たち日本国民にとってどういう影響を与えるのかを理解してもらって多くの人にその備えをしてほしいと考えているのです。
目次
円安のメリットデメリット

かつての日本にとって円安は経済的にメリットの大きいものでした。円安は輸出産業にとっては追い風で輸入産業にとっては向かい風となるので、自動車産業や時計・カメラ等の精密機械産業、半導体産業、家電産業など日本の経済の根幹を支える輸出産業にとって円安は大きなメリットがあったのです。
日銀総裁の黒田氏の「円安は我が国にとって必ずしもマイナスではない」という発言はこのことが根拠になっています。
しかし、現在は自動車産業や精密機械産業の工場は海外に移転して現地で生産して現地で販売するという形になっており、半導体や家電産業は中国・韓国をはじめとする諸外国に完全に敗北しています。
円安のメリットは少なく原油をはじめとするエネルギー関連や食料品など輸入品の多くの価格高騰をまねき我々の生活を圧迫しています。
給料の上がらない日本で物価がどんどん上がっていくということは大きな問題です。景気の上昇を伴わない物価の上昇は、これからさらに加速していきます。
なぜこのようなことがおこっているのか?
金融緩和政策を実施した欧米は景気回復からインフレが進行し金利を上げ始めました。世界の流動マネーは金利の低いところから逃げだして金利の高いところに集まっていくので、必然的に日本から多額の資金が流出してしまいます。
その結果、日本の株価が下がり通貨も円安へと傾くのです。
円安による輸入価格の高騰で日本も2%程度のインフレが予想されていますが、このインフレは景気回復によるインフレではなく不景気のままのインフレであることが大きな問題なのです。給料が上がらないまま物価だけがどんどん上がっていったら我々の生活はどうなりますか?
火を見るよりあきらかです。
国が経済政策を誤ると

日銀は3月28日から3回にわたって国債の指値オペということを実施しました。国債の中で一定以上に金利の高くなったものは日銀がすべて買い取るということを実行したのです。一定以上高くなった国債を買い取るということは強制的に日本の金利を抑えるという強い姿勢をみせたということです。
米国がこれから7回にわたって金利を上げるとしていることに対して日本は金利を上げないという姿勢を明確にしたのです。米国の金利がどんどん上がっていくのに日本の金利を上げないのですから金利差はますます広がり円安ドル高はますます進行するということが決定したわけです。
通貨の価値はその国の力と大きく連動しています。円が安いということは、日本の価値が低くなっているということができます。
円安は対ドルに対してだけではないのです。
私が跳び上がるほど驚いたのは、円はルーブルに対しても円安になっているということです。ロシアはウクライナとの戦争で経済制裁を受けてルーブルが暴落しているにも関わらず、そのルーブルに対しても円は安くなっているのです。
我が国は経済制裁によって孤立しているロシアよりも国際競争力が下だということです。
国が経済政策を誤るとどんなことが起こるのかは、トルコで起こったことをみれば容易に推察できます。トルコにはトルコリラという通貨がありますが、トルコはインフレで物価が上昇してきたときに金利を下げました。
本来の経済政策はインフレになると金利をあげて物価を抑えるというのが常道ですが、トルコのエルドアン大統領は独自の理念を持っていて通常の経済政策の逆をやってしまいました。
インフレ時に金利を下げるということを実行したのです。その結果、インフレが加速して物価が上がり同時に通貨価値を極端に下げてしまうということになったのです。
トルコリラは暴落に暴落を重ねて、トルコ国民はトルコリラでは物を買えないという事態になってしまったのです。物を買えないばかりか資産も大きく目減りしてしまいました。最終的にトルコリラは10年間で価値が1/10になってしまったのです。
今、トルコ国民は貧困にあえいでいます。
通貨の価値が下がると

通貨の価値が下がるということは、これほど恐ろしいことです。いっときの円安ならば大きな問題にはなりませんが、米国はこれから何段階もかけて金利を上げていくと言っています。かたや日銀の黒田総裁は、かたくなに金利を上げないとしています。日米の金利差がどんどん開いていくとどんなことが起こるのでしょうか?
今のままでは円安が加速するにも関わらず、なぜ黒田総裁は金融緩和をやめないのでしょうか?
黒田総裁は、2013年に日銀総裁に就任したあとデフレスパイラルから脱却するために2%のインフレをターゲットに金融緩和を行いました。大幅な国債を買い入れて市場にお金をじゃぶじゃぶ流すということ行いましたが、好景気にはならず、インフレ2%も達成できませんでした。
達成できなかったのは、この間に行われた消費税増税、スマホ時代に乗り遅れた産業の後退などいろいろ言われますが、結果的にデフレを脱却できず景気を回復させることもできませんでした。景気が回復できないのですから金利をあげることもできません。景気が悪い時に金利を上げればさらに景気は悪化します。
OECD加盟国38か国で物価上昇率は平均7.2%、米国は7.5%、韓国3.6%、日本は0.5%です。日本だけが景気回復できず金利を上げることができないという状況に陥っています。
日銀は「金利を上げずに円安の進行を緊張感を持って注視したいと」コメントしていますが、このまま円安が進行すれば、円の価値がますます下がり資産は目減りしていきます。
自分のお金の持ち方を変えること

お金持ちや金融知識のある人はすでに資産を円で持たずに外貨に換えています。日本政府も外貨をもっています。政治家でさえ多くの人が外貨をもっています。
外貨をもっていないのは一般国民だけです。危機感が薄いのです。すでに多くの人が警鐘を鳴らしています。これはいつもの円安ではない!恐ろしい円安であり一過性のものではない!日本の構造上の問題で出口は見えない!
我々が今できることは、自分のお金の持ち方を変えることだけです。
銀行で外貨預金をすると馬鹿にならない手数料を取られます。もっとも安く手軽に外貨に換えることができるのがFX口座を持つことです。レバレッジをかけずにすばやく円を外貨に変換できます。金利差があれば、スワップとして受け取ることもできます。
今こそ日本人は為替を勉強するべきです。一度やってあきらめてしまった人も為替から離れるべきではありません。為替は自分たちの生活を守る大事なツールです。
そして活用法さえ間違わなければ、確実に私たちに利益をもたらしてくれます。
先月からスタートした「初心者が3ヶ月で勝てるようになるFX戦略」は参加した人のほぼ全員が順調な推移をしています。この戦略の一番の特徴は、とにかく負けにくいということです。
投資は「勝つことよりも負けないことが重要」だと言われますが、まさにその通りで、負けなければ勝てるのです。
参加者からの声をお伝えします。
「初心者が3ヶ月で勝てるようになるFX戦略術」について
林部先生お世話になります。これまで挫折してきた自分にとって、取り組みやすい手法と思います。
分割エントリーすることで負けないことは理解できました。2週間ほど取り組んでみて負けた日が15日の1日のみでした。
負けトレードになった15日は動きが狭いレンジだったのでロンドン時間から動き出すことを予測して18時前にエントリーしましたが、いきなり大きなマイナスからスタートになったのでよく確かめてみるとスプレッドが通常4pips前後のところが28pipsにも広がっていました。
なにかあったのかと調べてみたら欧州は休日だったのですね。初めて見るスプレッドの大きさに一瞬目を剥きました。当日はトレンドにもならなさそうなので、妥協して決済しました。
これがなければ2週間で1日も負けなかったということになります。
仕事が不規則なので時間帯を一つに絞ることは難しいのですが、可能な限りオープニング時間に合わせてチャートを見るようにしています。
これまでFXで挫折の連続だった自分にとって負けないトレードができているということが奇跡です。これはこれですごいことだと思うのですが、まだ、大きく利益を伸ばせていないので、この辺が課題だと思っています。
具体的にはエントリーしてしばらくレンジで推移しているとポジションを持っているのがしんどくなってしまい、建値あたりで決済してしまってその後大きく伸びてしまったり、10pipsほど伸びて2σにタッチしたところで決済してしまってその後を大きな利益を取り逃したりしています。
2週間で250pipsほどしか取れていませんが、1ヶ月500pipsくらいは楽に獲得できる自信は出てきています。1ヶ月で1000pips獲得できるようになれば、充分に稼いでいけるということなので、もう少し慣れていけば実現できるのではないかと思っています。
今後ともご指導よろしくお願いします。
貧困層が増加中!

日本の労働人口は6800万人そのうち年収が200万円以下の人が1200万人を突破しました。全体の2割がすでに貧困層です。その割合はこれからも増大していきます。
日本が構造的な不況から脱することは今の政治ではできません。
既得権をもって自分たちだけの利益を追求している人たちをぶち壊すクラッシャーの出現を待つしかありません。今私たちができることは自分自身の力で稼ぐことです。
そのための手段としてFXを利用してください。小額からのしあがる手段はFXしかありません。
「初心者が3ヶ月で勝てるようになるFX戦略術」は、必ずあなたの力になれると思います。
無料で提供していますので以下からご請求ください。