投資とは文字通り自分のお金をリスクとして差しだしリターンを得るということですが、このリスクとリターンの比率でリターンの方が大きければ必然的に利益は積みあがっていきます。
どこまでのリスクを背負うのか、どのレベルのリターンを狙っていくのか、ここをしっかり考えることが重要です。
目次
投資を始めたばかりの人が陥りやすい罠とは?
投資を始めたばかりの人が陥りやすいのは、すべての場面で勝とうとすることです。常に勝てる手法を探そうとしてしまうのです。
俗にいう聖杯探しです。
聖杯探しをしてしまうとまさに迷宮の中に迷い込んでしまいます。
ある程度勝っているトレーダーは「手法は特に何でもいい」というような言い方をします。手法はもちろん勝ち組になるための大事な要素のひとつですが、そこにばかりフォーカスしてしまうと稼げるトレーダーへの道を見失ってしまいます。
世には優秀な手法はたくさんあります。しかし、どんな場面でも勝てるというような手法はありません。どんなに優秀な手法でも、それが有効に機能する場面は限られています。一番大切なことは、その手法がもっとも有効に機能する場面でそれを実際に使えるかどうかということです。
勝ち続けるためには順張りのトレードが大切
私が教えている手法の一つは、順張りでトレンドの初動をとらえることに特化しています。トレンドの初動をとらえることができれば、トレンドの頭から尻尾まで根こそぎとることが可能です。しかも、そのポイントはサインツールで視覚的にわかります。
しかし、サインが発生したすべてがトレンドになるわけではありません。そこで、いくつかのインジケーターを組みあわせて、エントリーするかしないかの判断をします。その方法も詳しく解説しています。
トレードにおいて継続して勝ち続けるためには順張りのトレードをすることが大事です。スキャルピングをしている人の中には、逆張りをメインにしている人も多くいますが、調子の良い時期が続いても、いつかどこかで必ず大きなけがをしてしまいます。
逆張りをしている人の典型的な負けパターンは、9回勝っても1回の負けですべての資金を失ってしまうということです。
相場は一時的にエントリーと逆方向に行ったとしてもいずれ戻ってくることが多いです。それを見越してじっと我慢する人も多いですが、10回のうち9回は戻ってきても、たった1回の負けで致命的な損失を被り再起不能になってしまう人が本当に多いのです。
唯一逆張りをしてもいいのはバイナリーだけです。
バイナリーは一定時間後に上がっているか下がっているかだけの勝負であり損失額も限定されているので純粋に勝率だけを考えればいいので逆張りでも構いませんが、それ以外の投資では逆張りは考えないでください。
投資の王道は順張りです。順張りにこそ勝ち組への道があります。
世に出ている投資法で、乖離率を使った投資法や2つの通貨の同調性を使う手法もありますが、それらはすべて逆張りの手法です。一時的にうまく機能しても必ずどこかで大きなけがをします。
また、上昇後の戻り売りや下降後の戻り買いを狙う手法も投資手法としては危険な手法だということができます。