FX投資において最大の武器はなんでしょうか?
それは資金力です。
投資は資金が多ければ多いほど成功する可能性が高くなります。
FX投資を行う場合、資金が少ないというのは圧倒的に不利な状況です。たとえ優位性のある投資手法をみつけることができたとしても、資金が少ないとその優位性を得ることができません。
優位性があってもその優位性を享受できない
箱の中に10個の玉があるとします。その中には白が6個、黒が4個あります。この箱の中から玉をひとつ取り出して白だったら投資資金が2倍になります。黒だったら投資金は没収になります。一度取り出した玉は箱の中に戻すこととします。このゲームをするのに1回25万円かかるとします。
このゲームにおける期待値は60%です。延々とこのゲームを続けていけば誰でも必ず勝てるゲームです。
しかし、資金が100万円しかない人がこのゲームに参加した場合どうなるでしょうか?たまたま運悪く4回連続で黒を引いてしまったらゲーム終了です。破産してしまいます。
ところが資金1000万ある人にとってはどうでしょうか?40回連続で黒を引かない限り破産はしません。確率は60%ですからトータルでは白を引く確率の高くなり資金は必ず増えていきます。
これが優位性があってもその優位性を享受できないという状況です。
優位性を享受するためには?
私の指導している手法ではサイン発生で機械的に取引しても約3~4割は勝てます。6~7割は損切りとなりますが、それでも、損小利大を崩さない限りトータルではプラスになります。
しかし、資金の少ない人が林部流で取引をした場合どうなるでしょうか?損切り貧乏になって資金がショートした時点で終了です。
では、どうすればいいのでしょうか?
- 資金が貯まるまで待つ(デモトレードで技術磨く)・・・守りの投資
- ロットを小さくして実践しながら毎月資金を積立てして増やしていく・・・中間の投資
- 破産リスクを承知のうえでロットをあげて取引をする・・・攻めの投資
- 投資技術をあげて取引の精度を高めたうえで資金をあげる・・・リスクを許容した攻めの投資
私が指導する手法では1回の取引での投資金は総資金の10%未満としています。
デモ取引と実践取引では、やはり、心理的に変わってしまいますからスタートはデモで始めても、少し慣れてきたら少額でも実践取引が良いと思います。
しかし、トレード技術が上がって精度の高い取引ができるようになってきたら投資金をあげるべきです。
利益を増やす2通りのやり方とは?
利益を増やしていくためには2通りのやり方しかありません。投資回数を増やすか投資資金を増やすかです。
多くのトレーダーは利益を増やすために投資回数を増やそうとして根拠の薄いところで投資して結局は失敗してしまいます。
同じ金額を稼せぐならばしっかりと根拠のあるところに投資金をあげて投資していくほうが圧倒的に稼ぐことが簡単です。
ですから、日々投資技術を磨きながら、一定のレベルに達したら資金をあげていくことが大事です。
だからといって借金等でかき集めたお金で投資をしてもうまくはいきません。あくまでも余剰資金でやらないと平常心を保てないからです。
また、資金を大きくするとマネープレッシャーも大きく変わってきます。プレッシャーが大きくなると普段しないようなミスが多くなります。ですから、普段からデモ取引で大きな金額での取引に慣れておく必要があるのです。
ひとつの目安としてコンスタントに毎月200pips稼げるようになってきたら資金をあげても大丈夫です。
断っておきますが、総資金に対する1回の投資金を引き上げれば、引きあげたぶんだけ破産リスクは大きくなりますから、そのへんを考慮のうえ、どこまでの範囲であれば許容できるのかをしっかりと考えて投資金を決めていきましょう。