私はゴルフが好きでシングルプレイヤーでもあるので、よく教えて欲しいと頼まれることがあります。ゴルフを教えていて、つくづく思うのは、本当にゴルフと投資はよく似ているなぁということです。
ゴルフの上達方法からFXの上達法を考えてみたいと思います。
目次
自分のフォームをしっかりと作り上げること
ゴルフをうまくなるために一番重要なことは自分のフォームをしっかりと作るということです。ゴルフは再現性のスポーツですから、自分のナイスショットをいかに多く再現できるかが重要です。
そのためには自分の土台となるスィングフォームをまず作り上げなければなりません。毎回毎回違うフォームで打ってナイスショットできるほどゴルフは甘くありません。
自分のフォームが出来上がったら今度はいろいろな場面での対処の仕方を学び練習していきます。右下がりや前上がり等の傾斜のある場合の打ち方、バンカーの打ち方、OBが多いコースの攻め方などです。
投資もまず自分のフォームをしっかりと作り上げることが短期間で稼げるトレーダーになるための方法です。
ゴルフは自分の思った距離と方向に球を打てれば。ものすごく簡単なスポーツです。(これがなかなか難しいのですが・・・・)
自分の思っている方向に球を打ち出すためには、その打ちたい方向に向かってクラブを振っていけばいいだけです。
まっすぐ打ちたいのであれば、まっすぐの方向にクラブを振りぬく、右に打ちたければ右に向かって振っていく、左に打ちたければ左に向かって振りにいくだけです。そうすることで球は自分の思っている方向に飛び出します。球はその方向に向かって振る途中にたまたま、そこにあるだけです。
他の多くの人は方向を意識せずに一生懸命球を打つことに集中しすぎてしまうので方向は玉に聞いてくれということになってしまうのです。
打ちたい方向が決まったら、その方向と正反対の位置にクラブを引くだけです。まっすぐ打ちたければまっすぐ引く、右に打ちたければ体に近くに引く、左に打ちたければクラブを外に引くだけです。それだけで球は自分の思った方向に飛んでいきます(右利きの場合)。
FX投資もゴルフと同じ!
FX投資も同じです。すべての場面で勝つことができないならば、その手法はどのような場面で有効に働くのか?手法が最大限機能する一つの形を作らなければなりません。
これを独力でやろうとすると、なかなかしんどい作業になります。仮説を立てて検証してみる、うまくいかなければ改良してさらに検証する。膨大な時間と労力がかかります。
すべてを独力でやろうとすれば軽く10年はかかります。私も今の投資法にいきつくまでに10年はかかりました。
私がFXを始めた頃は本もなにもない時代でしたの独力でやるより仕方のない時代でしたが、今は逆に情報が多すぎて何が正しいのかわからない時代になっています。
本物のトレーダーがみればすぐに偽物だとわかるような投資手法がそこら中に氾濫しています。中には本当に笑ってしまうようなチンケな投資手法も出回っています。初心者の方がその中から本物を見つけ出すのは大変だろうなと思ってしまいます。
奇をてらったような手法は、ハッキリ言ってほとんど使い物になりません。オーソドックスかもしれませんが、古くからある手法は、それなりに価値があり、有効であるから今の時代でも残っているのです。
移動平均線は最も多くの人が参考にしているインジケーターです。いつの時代になっても移動平均線の傾きが相場の方向性を教えてくれます。トレンドの初動は、ボリンジャーバンドや遅行スパンを見ることでわかります。相場の勢いを図るためには、MACDが有効です。
それぞれのインジケーターの特性を学ぶことによって相場がどのように動こうとしているのかを知ることができます。
それぞれのインジケーターが何を教えてくれるのかをしっかりと学ぶことで、あなたにも相場を読むことができるような力がつき、勝ち組トレーダーに近づくことができます。